和漢三才図会(8)
江戸中期、大坂の医師寺島良安が中国・明の王圻(おうき)の『三才図会』にならって編んだ、わが国初の図入り百科事典の口語訳。
天文、地理から動植物、人事まで、類書を博引傍証して解説する。
第8巻は、巻五十五から巻六十二の本まで、地部・地誌部。
時代をもって人を論じ、人をもって時代を論じる愛山史論中の白眉。
「東北の日本と西南の日本」から説きおこし、藤原頼長・信西、平清盛、 法然、 源為朝・頼政・頼朝・義仲・義経ら、変革期の群像を描く。
『古事記』の世界から明治期の北海道開拓にいたる、産業と物産のすべて。
全国各地の名産品の起源と沿革、その発展につとめた先人の伝記を満載。
第2巻は、漁業・水産業と鉱工業を収める。
「柚の香頭」「酒觴趣談」「子規と郭公」「節物雑話」「詩経名物考二則」など、中国の草木・果実・鳥魚から酒品・食品・香草におよぶ50余の物名を考証した、著者晩年、会心の随筆集。
有名な「牡丹灯篭」を含む江戸初期仮名草子の名作。
原話は中国・朝鮮の怪奇短編小説だが、みごとに日本化され翻案臭をまったく感じさせない。
寛文6年(1666)刊本を全挿絵とともに翻刻。
第2巻は、巻九から巻十三まで。
解説・出典と総索引を付す。
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